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僧堂の雪隠下駄

僧堂の雪隠下駄

H14年9月

僧堂の雪隠下駄

 団塊の世代は可哀想。
 受験戦争のはしりを戦い、家を買ったのはバブルのさなか、そして今のリストラ。
 ニュースでも犯人やら被害者やら。「あー、同じ歳の人や」郵便局へ強盗に入って捕まっている。仕事が無くなれば忽ち日本には居場所がない。首を括るのと常に隣り合わせである。
 まさかの時には、ベッドと食べ物だけでも与えてもらえないのか。確か戦争放棄とか、文化的生活とか、憲法というものに書いてあった気がする。
 息が止まる程警策を加えたい政治家、官僚。
 役目を果たすこの下駄ですら美しいのに...。
 看脚下。
  (パステル画)


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